
2022年4月15日にSteamで発売された対戦ミステリーシミュレーションゲーム【CRIMESIGHT(クライムサイト)】の基本ルールを紹介していきます。
人狼系ゲームと言われていますが、「正体隠匿系」のボードゲームだと思ってもらえれば良いです!
知識と頭が必要なゲームなので、プレイを何回もして(あ~こういう感じね!)と自分で体験するのが一番です!それの手助けを出来たらと思い紹介していきます。
まずゲーム内の【チュートリアル】がかなり丁寧に作られているので、それを全てプレイする事をオススメします!

※陣営のプレイ人数が増えるとその分自分が動かせる駒が減ってしまう為、思ったプレイが出来ないからです。ただ他プレイヤーと意思疎通して上手く立ち回るのも勿論面白いので、慣れたら複数戦に行くのが良いと思います!
1VS1の魅力
自分の陣営の逆が必然的に相手陣営になるので、【プレイヤーの誰が犯罪陣営なのか】という探りの楽しみではなく、単純な【どのキャラクターがターゲットでキラーなのか】に集中して試合に挑むことができます。純粋に人に邪魔されずキャラクターを操作したいと考えていたり、一人でじっくりゲームを組み立てたい方にお勧めです!筆者も1vs1好きです!
3人以上のモードの魅力
探偵陣営は、キラーとターゲットがわからない状態でキャラクターを操作しながらどのキャラクターがキラーでターゲットなのか、どのプレイヤーが犯罪側陣営なのかを推測しながらゲームを進めていきます。
3人以上だと特に面白いのは探偵側で【どのプレイヤーが犯罪側のプレイヤーなのか】を動きを見ながら探りつつターゲットとキラーを見つけなければいけないので考える事がとても多くなります!
そして人数が増えれば増えるほど【探偵側】は自分の操作できるキャラクター数が減っていくので、しっかりとピンを鳴らして意思疎通が大事になっていきます!
【犯罪側】は【探偵側】に合わせながらいかに自分がバレずにキラーを操作してターゲットまで近づけるか考えなければいけません。
何をするゲームなの?
簡単に言えば人狼でいう【探偵側】の白陣営と【犯罪側】の黒陣営に分かれて洋館内の【Pawn(ポーン)】と呼ばれる6体の操作キャラクターを操りゲームを進めていきます。

【Pawn(ポーン)】中にはランダムでこのゲーム内で狙われる【ターゲット】と狙う側の【キラー】が一人ずつ混じっています。
プレイヤーは10ターンの間でターゲットとキラーを含む6体を制御(動かす)しながらゲームを進めていきます。
【犯罪側】はキラーがターゲットを殺害できる状況を作り、殺害を成功させる事を目標に
【探偵側】はターゲットがキラーに殺されない状況を作り、殺害を失敗させる事を目標にゲームを進めていく事になります。
文字だけでは分かりにくいですよね!
下記より各陣営と共通のルールについて説明をしていきます。
共通ルール
移動に関して
移動できる距離について


また、【空腹時】や【負傷】などの【状態異常】は最大2スタックし、1スタック事に移動できる距離が1エリア分減ってしまいます。



行動順について
ゲーム内でキャラクターの行動順は基本的に名前の頭文字がAの【Agatha】から始まりFの【Freeman】が最後の順番がゲーム開始直後の行動順となります。

しかし、空腹や負傷などの状態異常になってしまうと、行動順は下がっていきます。

行動順によっては、取りたい探索物を先に取られてしまう。という事もあるので、意識してプレイしましょう。
食料に関して
クライムサイトにて一番大事な探索物として挙げられるのが【食料】になります。
1日目の昼➡夕方➡夜➡2日目の昼➡夕方➡夜etc…
とターンが経過していくのですが、夜のターンが終えた際に全てのキャラクターは食料を自動で食べます。

【食料】を食べてないキャラクターは【空腹】の状態異常となり、移動できるエリアが減ってしまう為、注意が必要です!まずどちらの陣営も食料を見つけるのが大事になってきます。
誰がターゲットとキラーの疑いがあるか確認する方法
ゲーム開始直後は右上のキャラクターのキラーとターゲットの予測情報はこの様になっています。

しかし、ある程度日数を重ねるごとに、そのゲーム内で知りえた情報を元にキラーとターゲットの目星をゲームが解析して目視で確認できるように整理してくれます。

上の画像で分かる事は【A】と【D】はキラーとターゲット両方の可能性があるという事です。
また、【C】はキラーでもターゲットでもない為、【C】の近くに集めれば安全という事が分かります。
【探偵側】は情報を元に【キラー】の可能性のあるキャラクターに目星をつけるのに多用します。
【犯罪側】も相手にどの程度情報が知られているかをUIを見るだけで分かるのでとても大事な要素となっています。
アクシデントについて
ゲーム内では【野犬】【ガス漏れ】【隠し通路】などのアクシデントが起きる事がある。
特に【野犬】と【ガス漏れ】は負傷してしまう為、気を付けてプレイしましょう!




【犯罪側】Moriarty(モリアーティ)陣営の情報とルール

犯罪側は殺人の実行犯の【キラー】と被害者の【ターゲット】が6体の誰なのかゲーム開始直後よりわかっている状態でゲームが開始されます。


この情報を元に犯罪者側は館内のキャラクターを操作してターゲットをキラーに殺害させるのですが、殺害条件が存在していて、いつでも殺害を実行できるわけではありません。

1:キラーが凶器を持っていること。


2:キラーとターゲットが同じ【エリア】にいる事
館内は【部屋】と【エリア】に分かれていて、同じエリアに二人がいないといけない。
部屋とエリアの違いは↓の通り。


↑の画像の場合各エリアに二人ずつキャラクターがいると思ってもらえれば良い。凶器を持った状態で画像の様なシチュエーションをキラーとターゲットで作り上げれば2つの目の条件はクリア。
3:その部屋に誰もいない事。
最後に同じエリアにいる状態で、他のキャラクターがその部屋にいない事が条件となる。


これが殺害の基本的な条件となる。
操作できる数と優先度
犯罪側は1ターンに最大2体のPawn(操作キャラクター)にしか指示を出す事ができません。

また、ターゲットのキャラクターに指示を出す事が出来ない為、6体中5体しか操ることが出来ません(ターゲットを操れたらキラーとターゲットを動かせば孤立させることが意図的にできる為)
その代わり探偵側の指示と被った場合【犯罪側】の指示が優先して実行されます。

しかし探偵側の指示を上書きした場合【そのキャラクターはターゲットでは無い】という情報が相手に伝わる事になります。ターゲットは操ることが出来ないからです!
疲労していても3マス動かせる
特に状態異常が無ければ【犯罪側】は常にキャラクターを3エリア分移動させることができます。
しかし、本来疲労しているキャラは2エリア分しか移動できないので、
疲労しているキャラが3エリア分移動している=【犯罪側】が操作している=ターゲットではない。
という図が出来るのは承知の上で動かすようにしましょう!

襲撃について
犯罪側は【キラー】選択後に【ターゲット】を選択する事で【襲撃】行動を行うことができます。


範囲内でターゲットの行動範囲と同じ距離動けるならば確実に追うことができますが、ターゲット移動先に他キャラクターが部屋内にいると失敗に終わります。
そしてキラーがその時点でバレてしまい最終ターンへ移行してしまうので、タイミングを見極めて最後の手段として使用するようにしましょう。
【探偵側】Sherlock(シャーロック)陣営の情報とルール

探偵側はゲーム開始直後、誰がターゲットで誰がキラーか分からない状態からゲームが始まります。

操作できるキャラクターは1ターンに最大3体まで動かす事が出来る為、数では【犯罪側】よりも優位に立っています。
しかし、ターゲット以外への指示が被った場合、【犯罪側】の指示が優先されるのを頭に入れておきましょう!

Sherlockの推理
ではゲーム内でどうやって【キラー】と【ターゲット】を見つけていくかで大事な要素となるのが
【Sherlockの推理】です。
毎日の夜の終わりにSherlockが【ターゲットの3エリア以内にキラーがいるか】を推理して情報を上げてくれます。

これに関してもチュートリアルがしっかりとあるので、そこを見て貰えれば分かりやすいのですが、
【Sherlockの推理をした時点での、ターゲットの3エリア内にキラーがいるかいないか】でその場合のキラーの可能性の無いキャラクターを排除してくれます。
チュートリアルを例に紹介します。

中央のAのキャラクターをターゲットと仮定して考えると左右にいるBとCのキャラクターは【Aの3エリア内にいる】ので、先ほどの推理の【3エリア内にキラーがいない】と矛盾しているのが分かると思います。


しかし左のCのキャラクターとは4エリア離れていて【ターゲットの3エリア内にキラーがいない】の推理と合致しているのが分かると思います。
これは言い換えれば【ターゲットの3エリア内にキラーがいない】=【ターゲットの3エリア外にキラーがいる】
と同じだからです。
なので、Bから見ればCはキラーである可能性が出てきます。
同じようにCから見てもBはキラーである可能性がでてきます。
推理では誰がキラーで誰がターゲットなのかはわからない為、BとCいずれかがターゲットとキラーである。まで分かるのです!
ゲーム中はこれが6人で起きるのでもっと複雑になっていきます。
最終ターン後終わらなければキラーを当てなければならない
【探偵側】は10ターン犯行を阻止すれば【引き分け】となるのですが、キラーが分かっていなかった場合、最後にキラーの疑いのあるキャラクターを試合の情報を元に当てなければなりません。

この画面でキラーを当てる事ができたら【勝利】当てることが出来なかったら【引き分け】となります。
【犯罪側の手下】Ireneの情報とルール

最後に4人プレイで2VS2のIrene有りを選択した場合のみ選ばれるIreneについてです。

IreneとMoriartyはお互いをゲーム直後から認識している&キラーとターゲットが誰かも知っています。
しかし館内探索物の情報は探偵側と同じで分からず、操作できるキャラクターも1ターンに1体のみです。【犯罪側】と同じようにターゲットの操作もできません。

Ireneの唯一の強みは【探偵側】と操作するキャラクターが被った場合、どちらの制御が選ばれるかランダムになってしまう。という点です。

2Vs2のIrene有りモードでは【犯罪側】が操作できるキャラクター2体に上手く被らないように意思疎通しながら【探偵側】の操作に被せてプレイの邪魔をして手助けをするように心がけると良いでしょう!
